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子宮内膜症と漢方治療

子宮内膜症は漢方薬でも治療が可能?

 一般的に、西洋医学による子宮内膜症の治療には2つの方法があります。

ホルモン剤や鎮痛剤による「薬物療法」と、外科手術による「手術療法」の2つです。

しかし、漢方薬による治療も可能ですから、もし、漢方薬による治療を希望する人は、漢方薬を処方してくれる病院や個人医院を探してみるといいでしょう。

漢方医学の考え方としては、人体は「気」、「血」、「水」の3つの要素のバランスが取れていることで健康を維持できるとされています。

「気」とは身体のエネルギー源のことで、血液や水分の流れに影響を与えると考えられており、「血」は血液のことで、「水」は、血液以外の人体内の水分のことをいいます。

そして、子宮内膜症はお血(おけつ)が原因で発症すると考えられています。お血とは、血の流れが滞った状態のことをいいます。

それで、漢方治療ではこの血の巡りを改善するための薬を処方することで子宮内膜症の治療を行なっていきます。

血の流れが滞る原因としては、血の流れをよくする「気」の働きが弱まっていることや、身体の「冷え」が原因とされていますから、気の働きをよくする生薬や冷えを改善するための漢方薬を処方し、治療を行ないます。

漢方治療のメリットとデメリット

 では、漢方薬による治療のメリットとデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?ここでは、漢方治療のメリットとデメリットについて比較してみます。

漢方治療のメリット
ホルモン療法にみられるような副作用が少ない
体質を改善できるので、根本的な治療ができる
それぞれの人の体質に合った治療ができる
カテゴリ名
漢方治療のデメリット
効果が現れるまでに時間がかかる
必ずしも効果が現れるというわけではない
保険適用外のこともあり、費用が高め
漢方治療医が多くないので、探すのが大変

漢方治療の魅力は、やはり体質を改善できるという点でしょう。どちらかというと、西洋医学は症状に対処していく治療といえますが、漢方治療は病気の元となっている原因を突き止めてそれを治療するのが目的ですから、病気の根本的な治療を行なえるという点で漢方治療を支持する人は少なくありません。

しかし、漢方治療は必ずしも効果が現れるというわけではありませんし、効果を実感できるまで一定の期間がかかりますから、すぐに何らかの処置が必要な患者には適していません。

それで、漢方治療はどちらかというと子宮内膜症の症状が軽い人や、他の治療法で効果がなかったという人にオススメです。

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